生きてます
生きてます。流清です。
相変わらずパン作りとマネジメントと子育ての三要素で構成された生活を慌ただしく送っています。
近況報告がてらどんな感じの生活か、徒然にゆるっと書いていきましょう。
仕事はもう、原材料や人件費の高騰ばかりで業界とビジネスモデルそのものにヒビが入りまくっていて、さてどうするか…という感じですね。たぶんどこのパン屋のオーナーもあたまを抱えていることでしょう。
というより、もっと突っ込んで言ってしまうと、小麦が製品の大黒柱になっている企業と、職人気質が要求される仕事は何かしら苦労していると話は聞きます。
前者小麦は言わずもがな、戦争の影響。そしてそれ以外に北米産を中心にかんばつなどの悪天候で小麦自体の質が悪くなるらしいんですよね。これは今秋から冬にかけて。価格も上がり、質は下がる。パン作りは1粉、2種(酵母)、3技術と言われるくらい粉が重要なので危惧しかない。悪いもので良いものは作れないんですよね。
後者の職人気質は、労働環境の規制ですね。
アスリートも含めたすべての技術職というのは、注いだ時間と熱量がすべてだと思うのです。センスももちろんあった方がいいけど、なんといってもまずは携わった時間の量。それを規制されるとこちらは困ります。もちろん長時間労働がいいわけではない。
ただ必然、何かを掴もうとするなら長時間の毎日の研鑽が必要になってしまうんですよね。ピアニストは1日練習しないだけで何日も取り返すのに時間が要ると聞きますが、それにちょっと似ているなと思います。
違うのは、取り巻く環境。技術的な研鑽に対するリターンの少なさ。名店でさえやりがい搾取と言われて摘発されちゃうくらいの条件の悪さをほんとうになんとかしたい。
パンの値段を上げたら?と思われるかもしれませんが、パンは嗜好品ではなく日用品。ゆえに上げるにも限度があります。(嗜好品的なパンは高級食パンに代表されますけど、もう落ち目ですしね。大体凋落します)
と、このように、同業者や取引相手の業者さんから暗い話ばかりに囲まれて頭を悩ませております。
ただ僕個人としては、もうなるようにしかならないので、パンのコンテストや新しい技術の研鑽、部下の指導に力を入れるしかないな〜と楽観視しております。
環境は苦しいけれど、やりたい仕事で何か挑戦してたらやっぱり楽しいですからね。あとはなんとかなるでしょう。
そして仕事の話ばかりになってしまいましたが、子育ての方は、娘がよく懐いてくれて、最近簡単な会話のやり取りもできるようになって、毎日とても幸せです。
よくぎゅーって抱っこしてくれるのが可愛くて可愛くて…。夫婦でかわいいー!と何かにつけて叫ぶ日々です(笑)
元気すぎるくらい元気でこの間アンパンマンミュージアムに行った時は走り回りすぎてディズニーランド帰りくらいの疲労感に見舞われました。笑
また時間を確保できた時に色々書きたいですね。今度は本の話とか。