人事はつらいよ〜好きで今後のご活躍をお祈りしてる訳じゃない〜②
さて前回、「これから辞めようとするのであれば、繋がりを意識して辞めることを強くおすすめしたいです。
もしもう辞めたのであれば、これまでとの繋がりをよく考えて先に進んで欲しいなと思う次第です。」
と偉そうに締めくくりました。
なぜって、最近リクナビやらの登録フォームのレジュメを見ていると、文系理系関係なく、果たして何をやりたいのか分からない人が本当に多いのです。
新卒なら話は別ですが、学生時代にやってきたこととこれまでのお仕事の内容もバラバラで、今いる会社も1年経ってないけど、え、何もう辞めたいの?
これまでの経歴、全部バラバラだけど結局1番やりたいことはなんなの?
え、そんなものそっちが(採用側)考えて上手く使えよ!ってことなのかな?
それで、やっぱりあってなかったなーってなったらすぐ辞めちゃうの?
と勘ぐりたくなります。
確かに、希望通りの職につけることは少ないけど、それなりの方向性すらも定まってなくてあなたの人生それでいいんですか、と老婆心ながら思います。
実際はそういう、20代後半でそれなりの年齢にもなっているのに何をやりたいかよく分からない人は採りにくいです。
なんの役割を与えればいいか分からないし、ミスマッチが起きれば本人もモチベーションダウンになるでしょうし、遅かれ早かれやめてしまうでしょう。
人を採用する際に、年齢というのはどうしてもひとつの大きな壁になります。
30歳を越えれば横並びの新卒とはまた違いますから、社内の同世代と比較されますし、より即戦力を求められます。
特に30歳を越えれば、まずやったことの無い異業種への転職は難しいと思った方がいいです。
仮に転職を何回も繰り返していたとしても、これまでやってきたこととの繋がりがあればまだ採用しやすくなります。
当たり前のことですが、どんどん選べる幅は狭くなってしまうんですね。
これは経験則も入りますが、モラトリアム期は25歳までが限界かなと思っています。
普通に就職することが難しいなら、起業するとか自営業とかそういう道もあるけれど、
端から起業しようとしていたのではなくなし崩し的にそこに流れ着いた人がいきなりできるものでもありません。
でもやりたいことはこれですってハッキリ言える人って少ないですよね。
そこはどうすればいいのか。また来週!
深森