Case30s

同年代の方々と考えを共有したり、互いに考えを深めていきたい。そんな想いで曜日で手分けしてブログを書いています。深森(土)、流清(休筆中)、茶昊(水)が運営しています。間違った情報の指摘や記事に対してのコメント、大歓迎です!リンク先は右下のプロフィールからどうぞ。

女性たちの生きにくさ

森喜朗会長の女性蔑視発言から辞任、後任選びのバタバタまで、あまりにも滑稽な見世物だった。

 


日本にいる女性よりも海外からの反応の方が明確だった。怒りと反論をしっかり主張している。

 


じゃあ日本人女性はどう思っているのか。

怒りというより呆れと諦めが大きいと思っている。

「ああ、またか」

「どうせ何言っても無駄だろう」

 


確かにそうかもしれない。

 


一括りにするのは申し訳ないが、亭主関白で家庭のことを省みることなく外で好き放題やっても許されていた世代の殿方は、自分1人で全てやっているつもりなのだと思うが、裏方で支えてくれる奥様のことや職場で細やかな部分を担ってくれる女性たちのことを自分の道具としてしか見ていないのかもしれない。本人的にそうじゃないとしても、周りがそう感じたらそうなのだから。

 


そんな人達に今さら男女平等の精神を説いても通じる訳がない。

 

 

 

大体、色々な面で制度も古いままだ。

選択的夫婦別姓も認められていないし籍を入れたら大抵は女性が苗字を変える。

正規雇用は女性が多く、今回のコロナで雇用を切られて苦しんでいるのは圧倒的に女性が多い。

 

 

 

私も昔、正社員への登用のタイミングがあった時に、これから結婚の予定はあるのか、妊娠していきなり辞めますとか言わないかと、人前で大声で確認されたこともあった。

 

 

 

家を買うためにローンを組もうと思ったら、単身女性は特に投資用とみなされやすく審査が厳しい(男性ならそのまま女性を迎えればいいが、女性は男性の方に行くものだから、らしい)こともこの間分かりました。

 


不利な中でも頑張って働いているのに腰掛け扱いされる。

だから同じ仕事をしていても給料に差をつけられる。

家庭を持って、家事と育児と仕事と3つこなしているのは大体女性。男性で時短勤務している人を聞かない。

 


女性が表で働けるようになったのは先人たちの努力があったからだけど、まだまだ平等じゃない。

 


古臭い考え方に呆れてしまうことそれ自体は仕方ない部分もあるけれど、やっぱりまだまだ戦っていかないと、先の子供たちが大人になった時に苦労することになる。

 

 

 

競泳の萩野康介選手が「こういう思考回路にいきつくのは信じられない」と発言しており、男性でも若い人たちはある程度理解があるし、変わっていってるんだなと嬉しく感じました。

 


諦めないでいたいと思う。

 

 

 

深森