生理の話をしよう
今シーズンのヒットドラマ、天国と地獄。
見てない人もおられるかもですが、主役の2人、綾瀬はるかと高橋一生は、君の名は。よろしく体が入れ替わる所から始まるんですね。
ちょっとネタバレなのですが、明日放送の最終回を前に2人は元の体に戻ったのですが、戻った綾瀬はるかは「男性の体も結構大変ね」といい、対して高橋一生は「いやいや、女性の体の方が大変ですよ」と言うんです。
そこがすごく印象に残りまして。
実際に両性の体を経験してみたらどう感じるのかなと思うんですけど、それは出来ないのでやはり外側から理解しようと試みる他ないですが…
3/8は国際女性デーでしたが、性差別問題でもスポットが当たる昨今、女性のことを真剣に考えてみたら、女性同士でも結構知らないことがあると思ったのです。
特に生理。
男性にはきっとデリケートな話ですし、女性同士でもあまり話しません。
ならば、生理休暇うんぬんよりも、もっとオープンに話すべきではないかと思うのです。
生理やそれに伴う症状は、女性の中でもかなりの個人差がありますし、出産前後でもホルモンバランスが変わって変化することもありますし、時の経過と共に変わる場合もあります。
お腹や腰が痛いだけでなく、頭痛や倦怠感、肌荒れ、食欲増進や減退、イライラ等の精神的な面などとにかく書ききれないくらいあります。
だから男性にはよく分からないのも当然ですが、意外にも同じ女性からの理解が得られず苦しむこともあります。
特に女性は、生理用品についた経血は汚物として、見えないように捨てるよう母親から教わると思うんです。
女性の中では汚いもの、人前に見せないようにするもの、と思っている。だから余計に話したがらないしわざわざ言うことじゃない、というか言いたくないという気持ちもあると思います。
でも生理現象なんだから恥ずかしいことでは無いですよね。
正直に、オープンに話すことも大事だなぁと思うのです。
あまりにも痛かったらそれは病気かもしれないし、過ぎるのを待って無理したり我慢することは禁物なのですが、それも意外と知られていない。
終われば治るものと分かっているので、ただ不調に耐えていますが、月に1回、約1週間くらいの間、あるいはそれ以上、苦しむのは長いですよね。
イライラでも肌荒れでも、生理に伴うことなら産婦人科に行って相談していいということ、痛みがあるならそれはもう普通じゃないので、産婦人科に相談していいこと、悩んでいる女友達やパートナーと話をしてみてほしいです。
男性も接し方が分からなくて辛いと思うのですが、風邪をひいて体調が悪い時ってしんどかったり精神的に不安になったりすると思うんです。
それに近いかもしれません。
そっとしておくのもいいですが、話を聞いてあげるといいですね。
今日いちばん伝えたいこと。
実は晩婚化と未婚化により増えていることがあります。
それは女性が生涯で経験する生理の回数です。
祖父母の代なら20代のうちに子供を産んだり、きょうだいもたくさんいたと思うので、何度も妊娠しますよね。
妊娠している10ヶ月の間は、当然生理は来ません。何人も産めばその分生理の回数は減ります。
ところが今は第1子を授かる平均年齢が30歳を超えているので、やはりそれまでに経験する生理の回数も多いです。
生理の回数が増えると子宮内膜症になるリスクがあがります。
それがそのまま不妊症に繋がる可能性もあります。
だから別に毎月血を流さなくてもいいんです。というか今の若い人たちは流しすぎ?なんです。
これって女性の中でも生理が軽い人や病院には行かない人には知られていないんじゃないかなと思います。
私も数年前くらいから徐々に重くなり、だんだん生活に支障をきたし始めたのでそこで初めて病院に行ったらわかりました。
今は生理の回数を減らすべくピルを飲んでいます。
でも、成人するくらいまでは全くの無症状でした。せいぜい血が出るのが煩わしい程度。
身体は変化するのでウォッチが必要ですね。
私が産婦人科で受けた説明と同じでかつ分かりやすかったサイトを以下に貼っておきます。
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_69.html#episode1
大事なことは我慢しないこと、恥ずかしがらずに話すこと、1人で抱え込まないことから始めましょう。
深森