日本学術会議の任命拒否
恥ずかしながら私はこの度のニュースで日本学術会議、というものの存在を知ったわけでありますが…
総理が学者6名の方の任命を拒否したことで、政治介入や学問の自由の侵害と言われるのですから、自分の知らないところでの影響力は大きいのだということでちゃんと注目することにしました。
任命権というのが、任命しないことも出来る、拒否権も持つものに当たるのか、単なるお飾りの任命なのか、定義が曖昧ですが、拒否するにしても理由を示せば筋は通るもの。
菅さんは個人の人事に関わることのため拒否の理由は差し控えるということで逃げていますが、隠せば隠すほど、権威を振りかざしているだけです。
権力者が、権威を振りかざして制限を加える。
これは憲法に定める学問の自由の明らかな違反と言われてもおかしくなく、言論の自由、思想信条の自由の違反にもあたるのではと思います。
誰もが自由に発言できないことは非常に危険です。
極端な例ですが中国政府がしていることと同じですから。
大学生はただでさえ不自由な生活を強いられている中で、発言の自由も奪われ、就活にまで影響を与えるとなると深刻です。
コロナによる社会の混乱と経済的打撃と相まって社会が益々混乱していくのではと、危惧しています。
この問題は今後、うやむやのまま流れてしまうかもしれません。
少なくとも菅さんはそれを狙っているんでしょうが、忘れないように書いておきます。
深森