恐ろしいネットストーカー
TikTokなど中国製品の使用で国の個人情報が取られるという国際的な問題もありますが、身近に迫るセキュリティの問題もあります。
case世代はデジタルネイティブとも言われる世代で、ある程度、ネットにおける個人情報の取り扱いには気をつけているとは思います。
ただ、それ自体は特に問題なくても、何かと組み合わせることによって一気に危険度が上がることがあるのだと知り、とても恐ろしくなりましたので…例を上げます。
例えば自撮りをした写真をSNSにのせた時の瞳の反射に映る景色から、最寄り駅を特定された。
(そういや昔のガッキーの雪肌精のポスターで瞳にカメラマンが映っていて問題になったことがあり、ガッキーの瞳があまりにも透き通っているから、という一説もありました笑。誰でも反射はします)
何気なくあげた風景写真の中にたまたま映りこんだ、なんでもないガードレールやマンホールにも識別番号がついているので、そこから自宅近辺を特定された。
ゲリラ豪雨の動画をあげたら、その時間と雨雲レーダーから自宅近辺を特定された。
玄関ドアの前で撮った写真をあげたら、マンションを特定された。
部屋の中の写真をあげたら、カーテンの柄から部屋を特定された。
SNSの返信やいいね!タグ付けから周辺人物を探って名前や職業などの個人情報を特定された。
いいね!した人は大抵仲の良い人か関係の近い人ですから、そこに飛んでいって、その人との関係性や名前の呼び方などから探ることも可能なようです。末恐ろしい。
はてさて枚挙に暇がありませんね。
今後、5Gの普及によって4K8Kが携帯にも利用されると、解像度があがるので映り込みにはより気をつける必要があります。
こういうことを避けるために、リアルタイムの投稿をしない、生活圏内を投稿しない、ということがありますが、何よりもこういう事例を知っておくことが危険回避の1番の対策かと。
もはやネットは生活インフラのひとつ。
菅新総裁が誕生し、デジタル庁も創設されることになりました。
運転免許証のデジタル化なんて話もあり、しかもそこにマイナンバーカードを紐づけるなんて話もあります。
どう管理していくかも真剣に考えないと、「スマホを落としただけなのに」ってことになりますね。
避けるのではなく上手く付き合っていくためにネットリテラシーは必須。
スマホを持ちたてのお子さんをお持ちの親御さんならば、そういうことを親子で勉強しながら話し合えるといいですね。
深森