グリーンディール
欧州をはじめとした、グリーンディール政策。自然環境との共存と人類の健康と幸福を願うものであり、それを脱炭素化によって気候中立を目指すことで達成させようとしている。日本でいうとゼロエミッションのことになるだろう。
イギリスは当初2035年としていたガソリン車もディーゼル車の完全廃止を2030年と目標期日を早めた。EV車の開発と運用を促進して各国よりも先進的にグリーンディールを進める意思表示だと思われる。
発電はクリーンなのかどうかという問題があるが、イギリスの発電は37%ほどが再生可能エネルギー、35%が化石燃料、原子力が18%と、輸入が10%ほどだとbbcの記事にかかれていた。日本でもとりあげられている洋上風力発電がイギリスのエネルギー政策を後押ししている。
イギリスのエネルギー政策は、日本の車産業への影響を皮切りに、発電分野へのプレッシャーとなるんだろうと思う。
先日書いた、日本のエネルギー政策について考えると、原子力発電の割合は2030年までに全体の20-22%にとどめるベストミックスを進めるとしている。洋上風力発電についてはこのイギリスの政策を念頭に置いているのかもしれない。
自然との共存を考えると、意外と多くの日本人は伝統や慣習の中で培った奥底にある心情とマッチするかもしれない。
でも、個々が伝統や慣習を学びなおそうとするだけでは、日々の中で習慣をガラリと変えるのは、かなり厳しい気がする。
CSRで学んだ時に思った中小企業の社会への関割り方を変えることが大きな意味を持つ気がする。大企業だけではなく、中小企業が率先して取り組むことのできる対策を講じる必要があるのではないだろうか。
車で言えば、商業車からEVに変えていくことは1つの切り口になるのだろうと思った。
茶昊