友達ではないけれど
今週の半ば、数年ぶりにある方とゆっくりご飯を食べる機会があった。
その方は僕よりひとつ年上で、某国営放送に勤められている。
その方が大学時代、その某国営放送局でバイトをしていた時、僕の実家のお店に常連としてパンを買いに来てくれて、たまたま僕の母と仲良くなったのが縁の始まり。もう10年前後の付き合いになるのだろうか。
お互いに似たような性格で、すぐ馬があった。
学生の時に何を話したかは忘れてしまったけれど、社会人になってからも度々メールや時には会ったりして交流があった。
友達と言えるほどフランクではない。けれど知り合いと言えるほど浅い関係ではない。むしろお互いを理解しあって尊重している親密な関係だ。
そういう関係が、幸いにも僕の周りにはいくつかあることに気づいた。
なんて言ったらいいんだろう、この関係性の形の名前を。先輩後輩でもない。友達でも兄弟でもない。
久しぶりにお会いして話したのは、夫婦間の話題とか子育てや仕事のこと。今や二児の父となられた。数年ごとに話す話題が人生のステージと共に変わっていくのが面白い。
幸せな時間だった。
流清