「約束」
「10年後とか、テレビ観ててね!」
「どうして?」
「新体操、頑張るから」
小2の女の子が、笑ってふざけつつも真剣な眼差しでその言葉をかけてきた。それがとっさの約束だったので、ちょっと驚きつつもしっかり受けとめた。テレビはあまり観ないけど、この約束は破れない。
ふと、子供が発した咄嗟の約束は、未来に置かれたギフトだと思った。
そのギフトをちょっとした口約束だと軽んじるかどうかが、大人として、人間としての器を決めるとさえも思った。
彼女は、10年後、僕の存在を覚えてないかもしれない。
それでも、そんな約束したなーと僕が楽しむためのきっかけをもらえたと考えるのが、
ネガティヴっぽいけどポジティヴであるという僕の性質なのかもしれないという発見もあった。
その子から、毎週のようにストレッチの講習を受けている。半強制的に(笑)
楽しみ。
茶昊