0を1に
0を1に
ケン玉をちゃんと練習しないと怒られます。
小3の女の子がケン玉の試験を作って、それを僕に挑戦するように求めてきます。拒否すれば冷たい目線と険悪ムード。断る選択肢はありません。
大皿に小皿、玉を回転させて乗せるなど、1級から6級と決められた異なるレベルのケン玉試験を受けるわけですが、失敗は3回までとなかなか厳しい条件で、本番は緊張が走ります。
普段、勉強や試験をやらされてることの憂さ晴らしなのか、「ほら!だめ!もう一回!」と鬼試験官。「正月、きちんと練習してきたの?」と怒られました。
1,2回できちんと成功してるんですけども、とにかく叱りたいんでしょうか(笑)
今日はそれに踊りをプラス。新体操のような、バレエのような、振り付けがどんどん付け加えられ、ケン玉と身体表現をミックスしたオリジナル作品が完成しました。充実した時間でした(笑)
本人はただふざけてるつもりなので、お母さんが迎えに来た時には「絶対に言うな…!」と目で訴えてきましたが、今回はあえてお母さんにも聞こえるようにお話をしました。
普段習っている新体操の発想から、自分が良いと思ったダンスを創ったことはわるいことじゃないし、むしろ今日オリジナル作品ができたことは良いこと。0から1を作ることはすごいことなんだよ。と真剣に笑顔で伝えました。
普段、求められていること、勉強やそれを評価されることがすべてじゃない。そのことを親にもその子にもわかって欲しいという願いを込めて伝えました。
自分の中から、0から1を創ること。表現できること。それが人生を豊かにすることに直結すると思っています。それが出来る大人でありたいです。
茶昊