多分、ほんの少しの差
近頃は何かの紹介ばっかりしてる気がするんですけど、「コーヒーいかがでしょう」というテレ東で月曜24時くらいにやってる中村倫也主演ドラマをご存知でしょうか。
(地方だしテレ東なんか映らん!って方も今はTVerとかで観られますので。いい時代になったものです。)
中村倫也が本格的なドリップコーヒーを移動販売で売ってるんですけど、そこに様々な悩みを抱えたお客がやってくるんですね。
見ず知らずの人の真剣な悩みを聞くって、カウンセラーや精神科医でもないのに、難しいですよね。
中村倫也から「それは大変でしたね」って甘い声で囁かれながら美味しいコーヒー出されるだけでそれはもうみんな元気出ちゃうでしょって気もするんですけど
人の話を聴くことの1つのお手本だなぁと思えたので。
下手な同調とか、否定からの説教とか、似たような経験をしているから自分は理解出来ると思って「分かるよ」って言われることも、時に相手を傷つけるんですよね。
理解して欲しい、でも簡単に分かったつもりにならないで欲しい。
この狭間を埋める言動は簡単じゃない。
ただ黙って聴く、受け止める、ちょっとだけ寄り添う、簡単に見えてそれが如何に難しいことか。
しかしただそれだけなのに、その僅かな救いの差で人は救われたりするんだと
些細なことで不幸になるし、幸せにもなる。
ちょっとの差が命運を分ける。
投げたダーツの手元の数ミリの狂いが的では数十cmの狂いになるように、大きな差になる。
人が前を向くのに必要なことってきっと日常に溢れてる些細なきっかけ。
深森