教育格差
GIGAスクール構想、Edtech、ICT教育、新しい教育の形が掲げられていますね。
一人一人がそれぞれに合った教育を受けることができる、そう解釈すればとても良い時代になっていくのだと思います。
ただ、今までの形に対して今は破壊期とも言えますよね。今までのやり方を否定することで亀裂や歪みはうまれます。テクノロジーは新しい時代の予感を与えてくれていますが、もっとミクロに、個々に起こる弊害などを考えていくととても大変なことだとも思っています。
選択肢が増え、自由度がまし、本人の意志や状況に合わせた選択ができる。確かに良いことではありますが、果たして、どれだけの人が親が子どもが、それに自ら対応していけるのでしょうか。
親、学校の先生、塾の先生など、ある意味、教育に携わる人の覚悟と力量のどちらも試されていると思います。社会から与えられたテクノロジーを使う側の人たちはこの変化を駆けぬけていけるのか。
ある意味、一律教育の弊害に苦しんできた人の天井を突き破ることはできても、そこに達していない人たちにとっては苦しい時代です。本当に全員にフィットするようなIT活用ができなければ、教育格差は広がるばかりだと思います。
それにも関わらず、まだ、テクノロジーは、親や教育者の適応やツールを活用した教育創造をただ待っている状態。そんな気がします。
僕は、この数十年で蓄積した経済的格差やコミュニケーションの時間の不足、SNSのデメリット面にある人と人の希薄な関係が、このEdtechによって間接的に解決されるといいなと思いました。
一人一人が、一人一人とじっくり向き合える時間を生み出してくれたら、仕事、家庭、教育、人間関係に関する色んなことが解決されるような、そんな糸口が見えてくるのではないかと想像しています。
茶昊