Case30s

同年代の方々と考えを共有したり、互いに考えを深めていきたい。そんな想いで曜日で手分けしてブログを書いています。深森(土)、流清(休筆中)、茶昊(水)が運営しています。間違った情報の指摘や記事に対してのコメント、大歓迎です!リンク先は右下のプロフィールからどうぞ。

共に現実と向き合う

 

 

 

 


「ロシアとウクライナのこと、どう思う?」

 

 

 

Aさん「現実なのかな?と思います…」

 


Bさん「よくわからないですけど、こわいです」

 

 

 

 


「そうだよね。非現実的だけど、実際はこうして話している間にも多くの人が犠牲になったり、苦しんだりしている。」

 

 

 

(かたや受験生、かたや高校生になり、これからの未来をどう選ぶかの話の中で、話題は世界情勢と自分たちの未来のことに。)

 

 

 

「今と未来を自由に選べることの幸せを守るためには、どんな社会であってほしいかを1人1人が考えることがどれだけ重要かってわかるよね。」

 

 

 

Aさん「うんうん」

 


Bさん「たしかに」

 

 

 

 


2人ともそれぞれが天井や壁の一点を見つめ、自分の未来と、社会について思い耽っていた。

 

 

 

かたや真剣な眼差しで、かたや苦しみを伴うような表情で。

 

 

 

その一瞬の沈黙の中で、それぞれの表情には静かな成長の熱を帯びていた。

 

 

 

大人でもわからない未来、子どもたちもその創造に真剣にとりくまなければいけない。それくらい差し迫ったプレッシャーを、ほんの少しだけオブラートに包んだ言葉で共有したつもりだった。

 

 

 

現実を目の前に、共に心が震えてる、そんな気がした。経験や考えの差はあれど、それらや年齢の壁を越え、人として互いに社会や未来と向き合う。茶の湯のような、そんな空間が必要だと感じた。

 

 

 

 


最後、別れの際には笑顔で挨拶を交わし、校舎を後に。

 


頑張って。縁があればまた会いましょう。

 

 

 

茶昊