キラッキラ
キラッキラ
◯◯先生〜!!
送迎先の駐車場で生徒を待っていると、120m先から小1の女の子の声が聞こえてきた。見つけてくれて嬉しいけれど、そこはまだ声をかける距離じゃない(笑)
声でわかったけど、絶妙な距離感に思わず笑みがこぼれる。仕方ないので、こちらからも歩いて近づきながら手を振った。
今日は初めての送迎だね!と声をかけると、「うん!!!」と目をキラッキラさせてこちらをみてくる。
次はどこへ迎えにいくの?一緒にいく!というので、時間に余裕があったので彼女の好奇心を絶やさぬように次の送迎へ。
後部座席から発せられる声からワクワクが溢れている。車でたった5分の距離でも、見知らぬ人、車、道、小学校、児童館、この子にとってはたくさんの世界が点在しているのだと、改めて考えさせられる。
好奇心のままにどこへでも連れていきたいけれど、それは出来ないので質問や雑談をしながら次の子の到着を待っていた。
こうやって心の壁をすぐ乗り越えて話せるのも、自分がもらえた資質のおかげだと感謝する一方で、それが小さな裏切り1つで全て崩れ去るという代物である以上、努力が必要だと考えた。
子どもたちとの日々の小さな出来事1つ1つが試練であり、またそれが与えられた豊かさであることを考えさせられた。キラッキラの目を澱ませないように。
子どもたちと一緒になってキラッキラの目で話せてるうちはまだ大丈夫。
茶昊