走り方を考える
人生はよく、登山やマラソンに例えられる。
この正月も暇なので色々やろうと思っていたのに、少しは正月らしく大人しくしていろということなんでしょう。
利き手と両膝をやられるとこんなに動く気が失せるとは思っていなかった。
これが2022年最初の発見です笑
よって、半ば強制的にゆっくりしていました。
私が正月で好きな番組は芸能人格付けチェックと、気ままに見る箱根駅伝あたりでしょうか。
今年はずっと箱根駅伝を見ていたのですが、青山学院が後続と2分半の差をつけて往路優勝した時点で、復路も独走だろうなと予想がつきました。
結果は周知の通りで、復路の途中は接するレースも少なく気付いたら途中で寝落ちした始末。
ここまで圧倒的な差がつくと知りたくなるのがそのメソッド。
原晋監督は答えを用意していたかのように「自律」「迷ったら攻めろ」という話をされていました。
きっちり育成された選手たちがこの大舞台で実力を発揮しきれたことは素晴らしいと思います。
ピクニックラン状態でも記録を狙って手を緩めない姿勢は大人の私達も見習うべきですね。
ただ、選手の育て方も重要ですが、近頃はいかにいい選手を獲得するかが箱根駅伝の肝になってしまっているのがなんだか味気ない。
原監督は非常にメディアの使い方が上手いですし、これで来年もまた優秀な選手が青学に来るでしょう。
青学はオシャレだし仮に陸上で上手くいかなくなってもMARCHレベルなら就職も悪くないし親受けもいい。
しかし現状だと、他の大学に行けばエース級なのに青学にいると本戦を走ることすら出来ない選手が沢山います。
青学の中での熾烈な競走が窺えます。
まるで日本の大企業の縮図のようですね。
入れば安泰と思いきや、自分の頭で考えられる人で、かつ多少コンディションが悪くても結果を出せるほどタフでなければ活躍できないということです。
個人的には、絶対王者ではないベンチャー企業のような大学で自分の実力をぶつける選手がもっと増えた方が業界全体としては面白いのになと思います。
さて、毎年お正月明けの数日はダルいよという方が多いと思いますけど、今週もよく乗り越えました。
休み明けのビハインドが辛くても、私たちはロボットではないのでやっぱり休みは大事です。
なんにもしなかった人も、それでいいんです。
計画的に休むこと、1度離れてしっかり休むことも仕事のうちです。
それでちゃんと踏ん張りが効く身体になりますから。
それでも今が苦しい、生きにくい人はたくさんいるでしょうが、この変化の時代でむしろ生きやすくなる可能性はあります。
逆にこの変化の時代の中で、変わらずに自分の強みを貫き続けることだって強みになる。
ただその時にはやはり余力がないと踏ん張れません。
この先何が起こるかなんて誰にも分かりませんが
でも結果が分かりきっているものはやはりつまらない。
どうなるかなんてまだ決まってないからこそ前を向けるんです。
青学だろうと駿河台大学だろうと、自分のいる環境で、頑張ればチャンスはあると思えた方が面白い。
きっと今年も面白くなりましょう。
深森