自己肯定感と恋愛
自己肯定感の低い人が増えていると感じます。
自分に自信が無い。
謙虚といえば聞こえはいいですが、そうではありません。
全てを自分のせいだと思ってしまったり、自分の魅力を信じられない。
だから自分のことも大切にできない。
故に、自分のことを褒めてくれた言葉や信じてくれる人のことを信じたり好きになることが出来ない。
それどころか褒められても不愉快に感じたり、自分なんかのことを好きになるなんて、この人はおかしい、とまで思ってしまいます。
自分のことを大切に出来ないから、他人のことも大切に出来ません。
これは深刻です。
他人を100%完璧に理解することは一生かかっても出来ないものですが、ある程度のラインまでならば理解はできるです。
ですが互いを信用出来ないから本音の自己開示が出来ない。
深いコミュニケーションまでたどり着かない。
恋愛はリスクを伴います。
自分の本音をさらけ出して深い関係になって、傷つくことも傷つけることもある。
本当の自分を受け入れてもらえなかったり、否定されることもあるでしょう。
乗り越える勇気を持つには、自己開示の練習、信頼できる人を見る目が必要です。
しかし見ず知らずの他人を信頼することは困難なこと。
ちなみに固定電話が苦手な若い人が増えているそうです。
今の若い人は、知らない人から電話がかかってくる事がない。
携帯には登録した人の名前が出ますし、固定電話でもナンバーディスプレイが出るのが当たり前でした。
職場での電話対応が出来ず、悩んでしまう人も多いそうです。
主にLINEなどの文書ツールでしかやりとりしないので、電話などの即時対応を求められるものは苦手なようです。
効率のいい道具を駆使し、失敗が許されにくい時代、懐が狭く余力のない大人。
結婚しましょう、恋愛しましょう、と都が若者向けにPR動画を作ってまんまと炎上したこともありましたが
そんなことに税金を使うより、若者の自己肯定感を育てることが急務だと思うのです。
恋愛にも、人間関係の形成にも、仕事にも、思ったより深い影響をもたらしていると思います。
ちょっとだけでもいいので、自分も、周りの人も、大切にしてみてください。
深森