適任者
仕事仲間のことで相談されたことがあったので、それについて考えていました。
相談者のAさんは、Bさんの先輩です。
Bさんは、とても活発でやる気に満ちている後輩ではあるのですが、人の話を最後まで聞かない、むしろ話を遮る、プロセスを飛ばす、仕事を覚えない、知ったかぶりをする、話を誇張する、周りからすると空回りしすぎている、色々課題が多い人なんだそうです。その話はずっと聞いていたので、おそらくADHDなんだろうと予想をしていました。
例えば、組織の中で 【 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 】 という1つ1つの必要な流れがあるとすると、
Bさんは、【 1 4 6 9 10 】 のように進めてしまいます。
最終的にできているから良いという自己判断をし、疑問を持たずに進めているので、間の内容やプロセスについて詳しくわからないし、気づくことができません。もちろん上司のチェックは入り、仕事の流れはフォローされているので組織としては稼働しているらしいのですが。Aさんは今後の組織におけるBさん自身について心配をしているとのことでした。
色々なエピソードを聞いて僕が思うのは、BさんはADHDだけではなく、とても鈍感ということです。つまり非HSPということ。
ADHDの人の細かい一つ一つのエピソードや理由、原因、などをおそらくHSPの人は気づいてあげられます。Bさんについて考えると、謙虚さが著しく欠けていて、それは事をさらに難しくしています。Bさんを支えるには、その理由にさえ気づける資質が必要で、それはHSPだろうと感じています。つまり、Bさんのコーチャーやメンターとして適任者はHSPということです。
ただ、自分の守り方をある程度高めているHSPである必要はあると思います。
Bさんには、謙虚に先輩や同僚の声に耳を傾けてほしいなと願うばかりです。
茶昊