「学び」
テストで、福沢諭吉のことを書いている齋藤孝さんの本から抜粋された、説明文の問題があった。本の名前を忘れてしまった。
そこから考えたことは、学びの本質は、心の自由や豊かさを培うことだということだ。
学ぶからこそ理不尽さや不平等を遠ざけることができるのだから、それは心の自由や豊かさに直結する。学ぶということは好き嫌いではなくて必然なことだ。
学校の勉強は面白くない、役に立たないという大人の個人的な経験上の理論は、やみくもに子どもに共感を与えてはいけない。
たしかに、そういうこともあるかもしれない。遊びや友達関係、大人との会話、その中で学ぶことの方が大きいかもしれない。
しかし、学校の勉強は面白くない、役に立たなかったという感想は自分の手で得なければならないと思う。
テストのための勉強は本当に面白くないことは同意だけれど、それで手を止めてしまうことによるデメリットは単にテストの点数が下がったり、受験を乗り越えられないことだけではない。
その勉強の努力の過程の中で得られた自分だけの気づきや気持ちは何物にも代えがたい。
茶昊