混沌と感染者狩り
様々な対立が渦巻き、情報があふれる中、お盆の帰省はするのかしないのか。
旅行に行くのか行かないのか。
混沌としている。
今も昔も人は見えないものに怯えていた。
文明が発展しなかった頃は日照不足や干ばつ、日照り、災害を神の怒りだとして
その怒りを収めようと祈りを捧げたり、人柱を立てたりした。
事業が潰れそうになったり感染のリスクを抱えて過ごす生活への不安を抱えながら
役に立たない政治の前に、このやるせない思いをどこにぶつければいいかわからない。
そうすると、感染者という身近な対象をみつけて、ここぞとばかり叩く。
自分がうまくいかないのはすべてその対象のせいだとばかり叩き続ける。
今はどこも対立ばかり。
若者 対 高齢者
経済 対 人の命
都市 対 地方
人々の不安からくる治安の悪化。
政治がますます混沌として歩みを止める中、人々はもう自分たちの考えで動きだしている。
国が頼りにならないならば、自分で考えてどうにかするしかないという諦めと開き直り。
一歩引いて俯瞰しましょう。
不安の渦に巻き込まれないように。
深森