選挙割
明日は参議院議員選挙ですね。
既に期日前投票を済ませた方もいらっしゃるかもしれませんが、果たしてどれくらいの方が行くのでしょうか。
若い人はおろか、今や中高年の方ですら選挙に行かなくなってきたと感じています。
そもそも日本人は、あまり政治や選挙の話をしない。
どこの政党に投票したかもあまり話したがりませんし。
学生の頃、みんな選挙に行こう!的なことを言っている方のツイートをRTしたりしていたらそれをウザイと思った同級生にブロックされたこともあります。
それぞれ行けない事情もあるんだと。
「行っても無駄、何も変わらない」
「忙しくて時間が無い」
「票を入れたい政党が無い」
「敢えて行かない」
気持ちは分かりますが、それ以上に、若者にとって選挙は億劫だし行くことへのハードルが高いんだと感じたのを覚えています。
目の前の生活に追われる中、選挙に行けども生活は変わらず、年金問題や少子高齢化、子育て支援、教育支援、貧富の差など問題が山積みのままでは国に期待しろという方が無理がありますし、優秀な若い人材ほど海外に逃げるでしょう。
しかし、高齢者の投票率は70%です。
かたや若者の投票率は30%
ただでさえ分母が違うので、その差は歴然ですね。
政治家にも暮らしがあります。
票を獲得するためには票を獲得出来るところにアプローチする。
当たり前のことです。
政治家も中高年が多いですから、若年層を無視して政治が行われているに等しい。
そんな中で、この現状を打破するにはやはり選挙に行くことしかないと思います。
今は。
近頃増えている選挙割は、賛否両論あるでしょう。
神聖なpoliticsを、簡単にeconomicsと結びつけるのは如何なものか。
しかしそこまでしても若者の投票率が劇的に増えることはないと思います。
でも、それで少しでも選挙に行ってみよう、この機会に考えてみよう、と思う人が増えたら儲けものだと思います。
普段、自分の生活でいっぱいいっぱいでも、将来について不安を抱いている人はたくさんいる。
そんな人が、少しだけ立ち止まって将来の自分のために考える時間を持つ機会を作る。
それだけでも意義があると思う。
最悪、白票でもいいと思っています。
若者が投票した、という事実は残ります。
若者の投票率が無視できないレベルになれば、票獲得のために何かしらの政策を打ち出そうとするでしょう。
行かない多数の若者のせいで、せっかく投票に行った若者の意思が死票になることが無念でならない。
深森