想像を越える圧迫感
トヨタ自動車の豊田章男社長が「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と述べたことが話題となりましたね。
このニュースが飛び込んできたときに、ずーっと変わってこなかったことが崩れていく、ついにこれから本当に大変な時代が起こるかもしれないんだなと思いました。
雇用者側としては、グローバル化やITとの競争の中での熾烈な変化と適応をしなければならないなかで、今まで同様に雇用を守り抜くことに対する負担が大きいと考えているわけですよね。人材はほしいはずですが、柔軟でポジティブでアクティブでクリエイティブな人でないとその大変な時代を生き抜く戦力にならないんだろうなと僕は想像しています。それにITやAI技術の活用で人材選択に拍車がかかる。
では、雇用される側はどういう選択を迫られるのかを考えてみるとどうでしょうか。
1つは、戦力になるべく変化する。
2つは、新たな道を切り開くべく変化する。
どちらにせよ、変化しなければならないですよね。いままでだってそうじゃんといわれそうですが、僕はこの変化の選択の圧迫感は想像を越えるほど膨らんでいくのではないかと思っています。
一部の人が、技術革新や新たな産業革命によって働かなくて良い時代がくるとかおっしゃったりしていますよね。創造力や芸術に力を注げる時代とか。そうなるにしても、なるまでの間に個々の人間がどれだけの選択と変化を迫られていくのかなぁなんて考えています。
茶昊