Case30s

同年代の方々と考えを共有したり、互いに考えを深めていきたい。そんな想いで曜日で手分けしてブログを書いています。深森(土)、流清(休筆中)、茶昊(水)が運営しています。間違った情報の指摘や記事に対してのコメント、大歓迎です!リンク先は右下のプロフィールからどうぞ。

本質は

本質は

 

 

 

「仕事しなくていいよ!」

 

 

 

本当は子どもたちと遊びたいけれど、デスクワークが増加中で仕方なくノートPCで打ち込みをしていると、横から小2の女の子が声をかけてきた。

 

 

 

「5分以内で終えて!遊ぶよ!」

 


「待ってる間、宿題やる!!」

 


「69-12って57であってる?」

 


「ねえ、まだ!?」

 


「教えないで!自分でやるから!」

 

 

 

30秒に1回くらいのペースで話しかけてくるので、観念してPCのディスプレイをそっと閉じた。

 


その子は全く悪くなく、僕が本来のあるべき姿や、求めるイメージやいつものイメージと違う、自分の中の違和感を修正するべく、頑張っているのだと捉えた。

 


そりゃそうだよなと客観的な自分を振り替える。言葉1つ1つ、感情1つ1つ、遊び、勉強の質問、1つ1つから凄い勢いで成長していく子供たちに対して、失礼極まりなかったと。

 


大人の都合は大人の都合。子どもには子どもの都合がある。大人の都合で考えた時点で、子どもたちの世界を共感、知ることはできないし、見届けることは難しい。知るために、同じ目線で、同じトーンで、同じ笑いで。

 


その基本、本質から離れてしまいそうになりそうな時は、かけられた声にしっかり耳を傾けておこうと思った。

 


その声1つ1つが、今の自分に与えられた生きがいであり、これから先の未来を作るきっかけなのだと考えさせられた。

 

 

 

茶昊