年末調整
早いものでもう年末調整の時期ですね。
知らなかったのですが、今年度はたくさんの税制が変更になったようで、年末調整では見たことの無い、新しい書類が出ました。
去年の私は、前の会社でシステムに入力するだけで割とお手軽にやっていたのですが、久しぶりに紙の書類に書くとなると面倒くさいですね。
これを処理する人も大変なんだから、みんなデジタル化しておくれよ…と思いつつ書きました。
後で聞いたら基本情報さえ書いておけば、それ以外は税理士さんが全てやってくれるらしいのでそこまで頑張らずとも良かったようです。
でもせっかく色々調べたので共有します。
この度「給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除申告書 兼 所得金額調整控除申告書」という大変長ったらしい名前の書類がニューフェイスで加わりました。
税制が色々変わった中でおそらく大きな点と思うのが、基礎控除額が一律38万円控除から所得額に応じて変動するようになったこと。
だからこの申告書が登場した模様です。
金額に応じてといっても、所得額2,400万円を超える人については変動しますが、それ以下の人は48万円の基礎控除になるので、ほとんどの人は基礎控除額が10万プラスになると思います。
上記説明については、7分程度の分かりやすい動画を見つけました↓
https://www.bing.com/videos/search?q=基礎控除申告書+給与所得&docid=607989424744695051&mid=88E3F01D3D32FF0E9DF788E3F01D3D32FF0E9DF7&view=detail&FORM=VIRE
他にも、1ヶ月前くらいからこの手の説明動画がYouTubeにたくさんアップされているようです。
さて、自粛期間に、長年やろうと思いつつ放置していたiDeCo(個人型確定拠出年金制度)をやっとこさ始めたので、今年はそれについても年末調整しなければなりません。
ですが超簡単でした。
書類は保険料控除と同じ書類です。
https://www.tantonet.jp/qa/2263#case01
書類を書いてて思ったことは、保険料の場合は最大12万円までなど、控除額に限度がありますし、支払っている金額に対して様々な計算をして、ちょっと割り引かれてしまいます。
しかしiDeCoの場合は支払った金額をほんとにそのまま記載できますし、限度もなく、全額控除対象にして貰えるようです。
これは知らなかったのでちょっと驚きました。
iDeCoは、運用してプラスになった分にも税金がかかりませんので、めちゃくちゃ節税できるなと実感しました。
ついでにいうと、ふるさと納税は年末調整では出来ません。
必要なら確定申告しなければなりません。
でもワンストップ納税制度を利用すれば確定申告すら不要です。
注意が必要なのですが、もし医療費控除などの確定申告をしてしまうと、ワンストップ特例措置対象外になるので申告しなければならなくなります。
私は去年うっかり引っかかって税務署から通知を頂きやりなおしたのですがすごく大変だったので皆さんもお気をつけください。
ふるさと納税の過去記事
https://case30s.hatenablog.com/entry/2019/06/08/232111
ふるさと納税ってほんとにお金返ってくるの?ってまだちょっと疑っていたのですが、この間
「確定申告書により、所得・控除額を変更しました、税額は1月分より減額します」
という通知を会社経由で受け取りました。
寄付分と合わせてプラマイゼロのはず(医療費控除もまざってるので正確なところはわからないけど笑)。
返礼品の分は得したということが分かりました。
配偶者控除とか、扶養家族とか色々家族の形がかわるとまた難しそう…
制度も変わるし、やりながらお勉強ですね。
深森